発達障害エンジニアのフリーランスvs正社員|どっちが働きやすいのか本音で比較

発達障害全般9分で読めます

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発達障害エンジニアのフリーランスvs正社員|どっちが働きやすいのか本音で比較
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「会社員として働くのがしんどい…フリーランスになれば楽になるかな?」「でも、フリーランスって不安定だし、自分にできるかな…」

発達障害エンジニアにとって、雇用形態の選択は人生を左右する重要な決断です。正社員とフリーランスに加えて、派遣・契約社員という選択肢も視野に入れると判断の幅が広がります。

僕自身、ADHDと診断されたエンジニアで転職を5回してフルリモートの正社員に辿り着いた人間ですが、途中で何度もフリーランス独立を検討しました。そのたびにフリーランス仲間の話を聞き、最終的に「今の自分にはフルリモート正社員がベスト」と判断して今に至っています。

この記事では、その検討過程で見えてきた「それぞれのメリット・デメリット」を、公的なデータも交えながら本音で比較します。発達障害転職の基本については発達障害の転職で失敗しない7つのポイントも参考にしてください。

結論: どっちも一長一短(でも特性による向き不向きはある)

特性別の向き不向き

特性

フリーランス向き

正社員向き

ADHD

変化を好む、自由度重視、短期集中型、複数案件を同時進行

安定を求める、福利厚生重視、チームワーク好き、長期プロジェクト

ASD

一人で黙々と作業、専門性を極めたい、人間関係が苦手、自分のペース重視

ルーティンを好む、明確な指示が欲しい、安定収入必須、変化が苦手

正社員エンジニアのリアル

メリット: 安定と保護

1. 経済的安定

項目

正社員

フリーランス

月収

40万円(確実)

豊凶あり

ボーナス

年2回(2.5ヶ月分程度が一般的)

なし

年収

580万円(例)

不安定

2. 福利厚生の充実

項目

内容

健康保険

会社が半額負担

年金

厚生年金(将来安心)

有給

年20日(給料保証)

病気

傷病手当金あり

産休育休

取得可能

研修

会社負担

厚生年金と国民年金の差は小さくないです。厚生年金は会社と本人で保険料を折半して負担し、将来受け取る年金額も国民年金より多くなります(出典: 日本年金機構 厚生年金保険)。将来の老後の財原としては正社員のほうが有利です。

3. チームのサポート

僕も今の職場で、実装で詰まったときにチームメンバーに質問できるメリットを実感しています。フリーランスだと「分からないことを訿りそうな人」を見つけるのだけでもコストがかかります。一人で抱え込まなくてよいのは、ADHDの「一人で集中しすぎて迷走する」タイプには助かります。

デメリット: 制約と苦痛

1. 通勤地獄(フルリモート以外)

出社勤務の職場だと、朝ラッシュの満員電車と夜の残業で、帰る頃にはクタクタ、というパターンに陥りがちです。僕は3社目まで出社勤務でしたが、めんたメンタルを崩したのは「夜遅くに帰ると」というパターンだと振り返りています。

フルリモートなら通勤ストレスがゼロに。詳しくは発達障害者にとってフルリモートは天国だった件をご覧ください。

2. 人間関係のストレス

毎日同じメンバーと顔を合わせる、ランチの誘いを断るのが気まずい、という職場ストレスは、特にASDの方にとって重いです。職場の人間関係については発達障害で職場の人間関係がつらいときの対処法も参考にしてください。

3. 自由度の低さ

項目

制約

勤務時間

9:00-18:00(固定の場合多し)

休憩

12:00-13:00(固定)

服装

会社規定に従う

副業

会社規則に差される(許可制も多い)

有給

取りづらい雰囲気の職場もある

フリーランスエンジニアのリアル

メリット: 自由と可能性

1. 完全な自由

フリーランスは勤務時間も作業場所も自分で決められます。「夜型の人」「午前中は集中できない人」には大きなメリットです。自分の生産性に合わせて完全カスタマイズできるのは、ADHDの「キラキラを逆手に取る」働き方とも相性が良いです。

2. 収入の上限なし

時期

月収(例)

正社員時代

40万円(固定)

フリーランス1年目

30-60万円(不安定)

フリーランス3年目

80-120万円(スキル次第)

3. 人間関係の選択権

合わないクライアントとは契約しない、という選択肢を取れるのは、人間関係のストレスが高い人にとって大きなメリットです。「職場の面倒な上司に振り回される」という状況を避けられます。

デメリット: 不安定と責任

1. 収入の不安定さ

僕のフリーランス仲間に話を聞くと、「よい月と悪い月の振幅」が一番ストレスだと言います。検収と繁忙期、案件が切れた関仕期の振り子が平均としては高収入でも、「0円の月」を体験するとメンタルが動揺しやすい。

2. 全て自己責任

項目

負担

確定申告

自分でやる(面倒)

健康保険

全額自己負担(高い)

年金

国民年金のみ(将来不安)

営業

自分で案件獲得

スケジュール

自己管理

トラブル

自分で解決

確定申告はクラウド会計(弥生、freee等)でハードルは下がっていますが、「領収書の保管」「カテゴリ設定」などADHDにとって面倒なタスクが多く残ります(出典: 国税庁 確定申告)。

3. 孤独との戦い

フリーランス仲間によく言われるのが「一週間誰とも話さない日が続くと、人と話す能力が錠びる」という話。コミュニケーションが苦手なASDの人は、これを「さらに楽」と受け取る人と、「さすがに孤独だ」と限界に達する人に分かれます。

よくある選択パターン

僕が見てきた、雇用形態の選択パターンをケースとして代表例3つ紹介します。

パターン1: 正社員→フリーランス→フルリモート正社員

正社員の窓屈さに耐えられずフリーランスになるも、収入の不安定さと自己管理の難しさで挫折。その後フルリモート可の会社で正社員に戻るパターン。「フルリモート正社員が両方のいいとこ取り」という評価をよく聞きます。

考える点: フルリモート正社員は現在太ビノ選択肢になりつつあります。

パターン2: 最初からフリーランス

会社勤めに適応できず、早期にフリーランスに転じて長年続けているパターン。収入は不安定だけど、自分のペースで働ける価値は何物にも代えがたい、という人に向いています。

考える点: 身体を壊したりメンタル不調を起こしたりしたときのセーフティネットがあるかを事前に考えるべき。

パターン3: 正社員+副業フリーランス

正社員の安定 + フリーランスの自由を両方取るパターン。週間の一部の時間をフリーランス業務に充てる、もしくは記事執筆や個人開発を副業として行う、など。僕もこのタイプで、本業でスキルを磨き、副業で探りをしている状態です。

考える点: 会社の規則で副業を許可していることを事前に確認しましょう。副業戦略については発達障害エンジニアの副業戦略も参考になります。

特性別おすすめワークスタイル

ADHD の方へ

フリーランスを選ぶなら

項目

ポイント

案件

短期プロジェクト中心

クライアント

複数確保(飽き防止)

単価

時猁5000円以上を目指す

貯金

6ヶ月分は確保

請求書

自動化ツール使用

経理

クラウド会計

タスク

Notion等で管理

正社員を選ぶなら

  • フルリモート可の会社
  • フレックスタイム制
  • 副業OK
  • 成果主義

フルリモート転職については発達障害エンジニアがフルリモートで年収アップする方法を参考にしてください。

ASD の方へ

フリーランスを選ぶなら

項目

ポイント

専門分野

一点突破で極める

案件

長期契約を優先

コミュニケーション

テキスト中心

ルーティン

固定クライアントで安定

契約内容

曖昧さを排除、全て文書化

スコープ

明確に定義

正社員を選ぶなら

  • ジョブ型雇用
  • 専門職ポジション
  • ドキュメント文化
  • 明確な評価基準

収入シミュレーション(30歳エンジニアのケース)

スキルと業務委託単価によって大きく変動します。以下は一般的なケース例としてご視聴ください。

項目

正社員

フリーランス

月収

40万円

70万円(時猁5000円×140時間)

ボーナス

100万円

なし

年収(額面)

580万円

840万円

手取り

約450万円

約600万円(経費造しさ後、概算)

注意点: フリーランスの手取りには、社会保険・国民年金・住民税などを全額自己負担する点、以及将来の年金受給額が厚生年金負担者より少ない点を考慮する必要があります。

意外な第3の選択肢

1. 業務委託型正社員

  • 正社員だけど業務委託契約(社内では「プロ業務」と同等の位置づけ)
  • 社会保険あり
  • リモートワークOK
  • 副業OK

2. 錓-4正社員

  • 正社員の安定性
  • フリーランスの自由度
  • 収入は両方から

3. 起業(法人化)

  • フリーランスの進化系
  • 節税メリット
  • 社会的信用

チェックリスト: どちらを選ぶべきか

フリーランス向きの人

  • 自己管理ができる
  • 営業が苦じゃない
  • 貯金が6ヶ月分以上
  • 変化を楽しめる
  • 孤独に強い
  • リスクを取れる

正社員向きの人

  • 安定を重視
  • チームワークを好む
  • 福利厚生が大事
  • 指示があった方が楽
  • 長期プロジェクトが好き
  • 会社の看板が欲しい

移行のタイミングと方法

正社員→フリーランス

ステップ

内容

ポイント

1

副業開始

リスク最小

2

月20万円達成

実績を作る

3

貯金6ヶ月分確保

精神的余裕

4

独立

人脈を広げておく

フリーランス独立については発達障害エンジニアのフリーランス独立ガイドも参考にしてください。

フリーランス→正社員

  1. 実績をアピール
  2. フルリモート企業を狙う
  3. 条件交渉する(副業OK等)
  4. 試用期間で見極める

まとめ: 自分に合った働き方を

正社員もフリーランスも、それぞれにメリット・デメリットがあります。大切なのは:

  1. 自分の特性を理解する
  2. 優先順位を明確にする
  3. リスクとリターンを天秤にかける
  4. いつでも方向転換できる

そして忘れないでください。どちらを選んでも、後で変更可能です。僕も、フリーランス検討をした上で「今はフルリモート正社員」という選択をしているだけで、将来はまた考えるかもしれません。

完璧な選択なんてありません。今の自分に最適な選択をして、必要に応じて軌道修正していけばいいんです。


どちらを選ぶにしても、まずは情報収集から

正社員を選ぶなら、フリーランスを選ぶなら、それぞれの専門サービスに相談してみましょう。

フリーランスを目指すなら

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ご注意

この記事は個人の体験に基づくものであり、医療的なアドバイスではありません。 発達障害の診断や治療については、必ず専門医にご相談ください。 また、記載されている情報は執筆時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。

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この記事を書いた人

りく

  • ADHD当事者
  • 転職5回経験
  • 現役エンジニア
  • フルリモート勤務

社会人になってからADHDの診断を受けた当事者。地方在住でフルリモート勤務、年収1200万円のフロントエンドエンジニア。転職5回の経験から、発達障害のある方のキャリア形成に役立つ情報を発信。

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