
「dodaチャレンジに登録してみようと思うけど、何を入力するんだろう」「面談って、いったい何を聞かれるの?」
ここまで来たあなたは、もう一歩を踏み出す準備ができています。あとは「手順がわからない」という、ほんの少しの不安を解消するだけです。
僕はADHDと診断されたフロントエンドエンジニアです。地方でフルリモート勤務をしながら、これまで何度も転職エージェントの登録・面談を経験してきました。だからこそ言えるのですが、登録や面談の「中身がわからない」という不安は、流れを一度知ってしまえばあっさり消えます。逆に言うと、何も知らないまま予約すると、当日になって頭が真っ白になりがちなんですよね。これ、発達障害のある人にはよくある話だと思います。
この記事では、dodaチャレンジの登録方法から面談、求人紹介、内定までの流れを、ステップごとに具体的に解説します。あわせて、面談で聞かれること・準備のコツ、障害者手帳は必要なのか、断られることはあるのか、退会方法といった「気になるけど聞きにくいこと」もまとめました。読み終わるころには、迷いなく最初の一歩を踏み出せるはずです。
最初に結論からお伝えすると、dodaチャレンジの会員登録は無料です。公式サイトは登録ボタンで「90秒で完了」とうたっていて、障害の状況や希望条件まで丁寧に入力しても3〜5分程度みておけば十分。最初のハードルは低く設計されています(求人紹介や面談を含めても、利用は一貫して無料です)。
dodaチャレンジは、パーソルグループが運営する障害者専門の転職エージェントです。身体障害・精神障害・発達障害・知的障害など、すべての障害に対応していて、それぞれの特性を理解した専任のキャリアアドバイザーがついてくれます。求人数は障害者雇用枠のなかでも業界最大級で、「まず登録しておいて損はない1社」という位置づけです。
「とりあえず情報だけ集めたい」という段階でも問題ありません。登録したからといって、すぐに転職を迫られるわけではないので安心してください。
サービスの中身や評判をもう少し知ってから決めたい方は、こちらもどうぞ。 dodaチャレンジの評判は本当?ADHD当事者エンジニアが口コミと求人の実態を検証
では、ここから実際の登録の流れを順番に見ていきます。
まず、登録してから内定・入社までの全体像を押さえておきましょう。先に地図を見ておくと、「いま自分はどこにいるのか」がわかって安心できます。発達障害があると、ゴールまでの距離感がつかめないと不安が増幅しやすいので、ここは大事なポイントです。
ステップ | 内容 | 目安の所要時間・期間 |
|---|---|---|
① 会員登録 | Webフォームに必要事項を入力 | 約3〜5分 |
② 面談予約・電話連絡 | 入力した電話番号に連絡が来て日程調整 | 登録から数日以内 |
③ キャリアカウンセリング(面談) | アドバイザーと個別面談 | 30〜90分程度 |
④ 求人紹介 | 希望と特性に合った求人を提案 | 面談時〜継続的に |
⑤ 応募・選考サポート | 書類添削・面接対策・日程調整 | 2週間〜1ヶ月程度 |
⑥ 内定・入社後フォロー | 条件交渉・入社後の定着支援 | 内定後〜入社後も |
全体では、登録から内定までおおむね1〜3ヶ月が一つの目安です(求人状況や希望条件によって前後します)。在職中でも利用できるので、「今の仕事を続けながら、こっそり次を探す」という進め方もできます。
それぞれのステップを、当事者目線の注意点も交えて詳しく見ていきましょう。
会員登録は、dodaチャレンジ公式サイトの「会員登録(無料)」ボタンから始めます。Webフォームに沿って、以下のような項目を入力していきます。
すべての必須項目を入力したら、ページ下部の確認ボタンを押して送信。これで登録完了です。しばらくすると、入力したメールアドレスに登録確認のメールが届きます。
ここで多くの人がつまずくのが「障害者手帳」の項目です。これは正確に知っておいてほしいので、少し丁寧に説明します。
dodaチャレンジが紹介するのは障害者雇用枠の求人です。障害者雇用枠は、企業が法定雇用率に算定するために障害者手帳の所持を前提としているケースがほとんどです。そのため、dodaチャレンジで求人を紹介してもらうには、原則として障害者手帳を持っているか、申請中であることが条件になります。
発達障害の場合、取得対象となるのは精神障害者保健福祉手帳です。整理すると、こうなります。
あなたの状況 | dodaチャレンジでの扱い |
|---|---|
手帳を持っている | そのまま求人紹介の対象になる |
手帳を申請中 | 登録可能。求人によっては紹介対象になることも |
これから申請する予定 | 登録は可能だが、求人紹介は手帳交付後が基本 |
手帳を取得する予定がない | 障害者雇用枠の紹介は難しい |
「手帳を持っていないと門前払いされるの?」と不安になるかもしれませんが、申請中・取得予定の段階でも相談には乗ってもらえます。手帳取得そのものに迷いがある方は、メリット・デメリットを整理してから判断するのがおすすめです。
手帳を取るべきか迷っている方へ。 障害者手帳のメリット・デメリット|発達障害で取得を迷っている方への完全ガイド
なお、手帳を取得しない・一般雇用枠で探したいという場合は、dodaチャレンジ以外の選択肢を検討することになります。自分の状況に合うサービスを見極めたい方は、後ほど紹介する比較記事も参考にしてください。
登録が終わると、dodaチャレンジから入力した電話番号に連絡が入ります。ここで簡単なヒアリングをしたうえで、キャリアカウンセリング(個別面談)の日程を調整します。
正直に言うと、ここで「知らない番号からの着信」に身構えてしまう人は多いです。僕もそうでした。電話が苦手なADHD・ASDの方は珍しくありません。あらかじめ「dodaチャレンジから電話が来る」とわかっていれば、心の準備ができますよね。
もし電話に出られなくても、折り返せば大丈夫です。「日中は仕事中で電話に出にくい」という方は、登録時の備考欄や最初のやり取りで「連絡はメール希望」「連絡可能な時間帯は◯時以降」と伝えておくと、ストレスがぐっと減ります。これは遠慮せず、最初に言ってしまうのが正解です。
面談の形式は、次のように選べます。
地方在住でもオンライン・電話で完結するので、「近くに拠点がないから無理かも」とあきらめる必要はありません。僕自身、地方フルリモートで働いていますが、オンライン面談なら場所はまったく問題になりませんでした。
ここまで読んで、「思っていたより複雑じゃないな」と感じた方もいるのではないでしょうか。実際、登録から面談予約までは、構えるほど大変ではありません。問題は次の「面談本番で何を話すか」です。ここがこの記事のいちばん重要なところなので、じっくり解説します。
キャリアカウンセリング(面談)は、所要時間30〜90分程度と人によって幅があります。アドバイザーがあなたの状況や希望を丁寧にヒアリングし、今後の方向性を一緒に整理してくれる場です。「審査」ではなく「相談」だと考えてください。うまく話せなくても、それを責められる場ではありません。
面談で聞かれる内容は、大きく3つに整理できます。
1. 障害の状況・体調
2. 必要な配慮
3. 職歴・希望条件
ここで大事なのは、「できないこと」を隠さないことです。見栄を張って「なんでもできます」と答えてしまうと、入社後に苦しくなって、また同じ失敗を繰り返してしまいます。僕も若いころ、面接で背伸びして痛い目に遭いました。配慮を正直に伝えることは、わがままでも甘えでもありません。むしろ長く働き続けるための土台です。
事前に準備しておくと、当日のヒアリングが驚くほどスムーズになります。発達障害があると、その場でとっさに答えるのが苦手な人も多いので、準備でカバーするのが鉄則です。
準備するもの | ポイント |
|---|---|
履歴書・職務経歴書 | 完璧でなくてOK。あると話が早い |
できること・できないことのメモ | 特性を言語化しておくと伝えやすい |
希望条件の優先順位 | 「絶対に譲れない条件」を1〜2個決めておく |
障害者手帳のコピー | 手帳がある場合 |
配慮してほしいことのリスト | 業務・環境・勤務条件の3軸で書き出す |
特におすすめなのが、「できること・できないこと」を紙に書き出しておくことです。頭の中だけで整理しようとすると、本番で言葉が出てこなくなります。メモを見ながら話していい場ですから、堂々とカンペを使いましょう。
dodaチャレンジには会員専用ページ(マイページ)でWeb履歴書を入力する機能もあります。面談前にできる範囲で埋めておくと、アドバイザーがあなたを理解した状態で当日を迎えられます。
配慮事項の伝え方をもっと深く知りたい方は、面接本番でも役立つこちらの記事が参考になります。
準備が整えば、面談は怖くありません。むしろ「自分のことを理解してくれるプロに、初めてちゃんと相談できる場」です。一人で抱えてきた悩みを、ここで一度おろしてみてください。
面談で方向性が固まると、いよいよ求人紹介に進みます。ここからは流れに沿って進んでいくので、あとはアドバイザーと二人三脚です。
あなたの希望と特性に合った求人を、アドバイザーが提案してくれます。dodaチャレンジは一般には公開されていない非公開求人を多く扱っているのが強みです。自分一人で求人サイトを眺めているだけでは出会えない案件に、アクセスできる可能性があります。
紹介された求人が「なんか違うな」と感じたら、無理に応募する必要はありません。「ここが引っかかる」と素直にフィードバックすると、次の提案がどんどん精度を上げていきます。遠慮は禁物です。
応募する求人が決まったら、書類の添削・面接対策・面接日程の調整までサポートしてくれます。企業とのやり取りもアドバイザーが間に入ってくれるので、苦手な交渉を自分一人で抱え込まずに済みます。
面接では、あなたの特性や配慮事項を企業にどう伝えるか、事前に一緒に作戦を立てられます。「この企業はどんな配慮の実績があるか」といった内部情報を聞けることもあり、ここはエージェントを使う最大のメリットだと感じます。
内定が出たら、年収などの条件交渉もアドバイザー経由で進められます。自分では言い出しにくい給与の話を代わりに交渉してもらえるのは、本当に心強いところです。
そして見落とされがちですが、dodaチャレンジは入社後の定着支援にも力を入れています。「入社したら終わり」ではなく、新しい職場で困ったときに相談できる窓口が残るのは、発達障害のある人にとって大きな安心材料です。転職を繰り返してきた人ほど、この「入社後のフォロー」の価値がわかると思います。
最後に、登録前に多くの人が抱える「気になるけど聞きにくいこと」に答えておきます。
Q. dodaチャレンジに断られることはある?
正直に言うと、紹介できる求人がないと判断される場合はあります。手帳を取得する予定がない、希望条件が極端に限定的、対応エリアに求人が少ない、といったケースです。ただ、これは「あなたがダメ」という意味ではなく、「このサービスとは相性が合わなかった」というだけのこと。その場合は、別のエージェントや就労移行支援など、他のルートを検討すれば大丈夫です。1社で決めようとしないことが、遠回りに見えて近道です。
Q. 連絡頻度はどれくらい?しつこくない?
連絡頻度はアドバイザーや進捗状況によります。もし「連絡が多くて負担」「逆に音沙汰がなくて不安」と感じたら、希望の連絡頻度や手段を伝えればOKです。「週1回メールで」など、自分が無理なく続けられるペースを最初に相談しておくと、お互いに気持ちよく進められます。
Q. 退会したくなったら?
退会はいつでも可能です。マイページにログインし、トップページの「退会手続き」ボタン、または退会フォームから手続きできます。手続きが完了するまで1週間程度かかる場合があります。「合わなかったら抜ければいい」と思えると、登録のハードルが下がりますよね。気軽に試して、合わなければやめる。それでまったく問題ありません。
Q. 在職中でも使える?
使えます。むしろ、収入が途切れない在職中のうちに動き始めるほうが、心に余裕を持って転職活動を進められます。焦って妥協した転職ほど、後悔しやすいものです。
ここまで読んでくださったあなたは、dodaチャレンジの登録方法も、面談で何を聞かれるのかも、もう把握できています。あとは行動するだけです。
転職活動で僕がいちばん伝えたいのは、「1社だけに絞らず、2社ほど登録して比較する」ことです。アドバイザーとの相性や、紹介される求人の傾向はサービスごとに違います。複数登録しておくと選択肢が広がり、「ここしかない」という思い込みから自由になれます。dodaチャレンジを主軸にしつつ、もう1社を併用しておくのがおすすめです。
サービス | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|
障害者雇用の求人数が業界最大級。発達障害専門のアドバイザーが対応 | まず登録して選択肢を広げたい方 | |
障害者転職支援の実績No.1。手厚い定着支援に定評 | サポートの手厚さを重視したい方 |
どちらも登録・利用は無料です。両方に登録して、相性の良いアドバイザーを見つけるのが、遠回りに見えていちばんの近道です。
「自分に合う転職エージェントを、もっとじっくり比べてから決めたい」という方は、こちらの比較記事もあわせてどうぞ。
完璧な準備が整うのを待つ必要はありません。登録は3〜5分、しかも無料で、合わなければいつでも退会できます。「いつかやろう」を「今やる」に変えるだけで、半年後のあなたは違う場所に立っているはずです。あなたの一歩を、心から応援しています。
この記事は個人の体験に基づくものであり、医療的なアドバイスではありません。 発達障害の診断や治療については、必ず専門医にご相談ください。 また、記載されている情報は執筆時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。
社会人になってからADHDの診断を受けた当事者。地方在住でフルリモート勤務、年収800万円のフロントエンドエンジニア。転職5回の経験から、発達障害のある方のキャリア形成に役立つ情報を発信。
運営者情報の詳細を見るdodaチャレンジに断られた・紹介できないと言われて落ち込んでいる方へ。それは実力の否定ではなく、手帳・エリア・条件のミスマッチが原因のことがほとんどです。断られる5つの理由と、別エージェント併用・就労移行支援など次にとれる現実的な選択肢を当事者目線で解説します。

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