発達障害が在宅の障害者雇用求人を探すコツ|完全在宅の仕事の見つけ方

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発達障害が在宅の障害者雇用求人を探すコツ|完全在宅の仕事の見つけ方
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「通勤さえなければ、もっと普通に働けるのに」

満員電車で消耗して、オフィスの雑音と人の視線で疲れ果てて、夕方にはもう抜け殻。発達障害(ADHD・ASD)のある方が、こう感じるのは珍しいことではありません。僕自身、通勤していた頃は会社に着いた時点で一日のエネルギーの半分を使い果たしていました。

だから「在宅でできる障害者雇用の求人を探したい」という気持ちは、痛いほどわかります。実際、僕は今フルリモートのフロントエンドエンジニアとして地方で働いていて、年収は1200万円。通勤地獄から解放されただけで、人生がまるで変わりました。

ただ、正直に言っておきたいことがあります。「障害者雇用 在宅 求人」で検索しても、いきなり理想の求人がザクザク出てくるわけではありません。完全在宅(フルリモート)の障害者雇用は、まだ数が限られているのが現実です。だからこそ「探し方」を知っているかどうかで、見つかる確率が大きく変わります。

この記事では、発達障害のある方が在宅の障害者雇用求人を探す4つのルートのメリット・デメリット、少ない在宅求人を効率よく見つけるコツ、そしてフルリモートで実際に働き続けるための準備と注意点まで、当事者の視点で正直にまとめました。読み終わる頃には、「自分はまずどこに当たればいいのか」がはっきりしているはずです。

在宅の障害者雇用求人は「探し方」で見つかる数が変わる

最初に、現実の話をさせてください。

ハローワークや求人サイトを眺めて「在宅の障害者雇用、ぜんぜん無いじゃないか」と落ち込む方は本当に多いです。でも、それは在宅求人が存在しないからではなく、表に出ている求人だけを見ているからというケースがかなりあります。

在宅の障害者雇用求人には、こんな特徴があります。

  • 公開求人として出ている数自体が、出社前提の求人より少ない
  • 「在宅勤務OK」と書いてあっても、実際は「週1〜2日だけ在宅」というハイブリッドが混ざっている
  • 完全在宅(フルリモート)の好条件求人は、応募が殺到しやすく、すぐ埋まる
  • エージェントが抱える「非公開求人」の中に在宅案件が眠っていることがある

つまり、同じ「在宅で働きたい」という希望でも、どこを・どう探すかで出会える求人の数がまるで違ってくるということです。求人サイトをひたすらスクロールするだけでは、せっかくの非公開求人にたどり着けません。

ここで一つ朗報があります。在宅という働き方を後押しする流れは、確実に強まっています。

民間企業の障害者法定雇用率は、2024年4月に2.3%から2.5%へ、そして2026年7月からは2.7%へ引き上げられます(厚生労働省の資料)。企業はこれまで以上に障害のある人を採用する必要があり、その手段として在宅・短時間の働き方を広げる動きが出てきています。

実際、大手のパーソルダイバース(障害者専門の転職サービス「dodaチャレンジ」を運営する会社)は、2024年3月から「完全在宅 × 短時間勤務」での障害者の新規採用を拡大し、3年間で100名以上の採用を目指すと公表しています(パーソルダイバースのニュースリリース)。週10〜30時間の範囲で働けるデータ入力・チェック業務などが対象で、これは「重い障害があっても在宅なら働ける」人にとって大きな選択肢です。

在宅求人は「無い」のではなく「探し方を知らないと見つけにくい」。ここを勘違いすると、早々にあきらめてしまいます。

では、具体的にどこを探せばいいのか。次の章で、4つのルートを比較していきます。

「もう自分で探すのは限界」と感じたら

ここまで読んで、「在宅求人を自力で探すの、しんどそうだな」と感じた方もいるかもしれません。

それは正しい感覚です。発達障害のある人にとって、求人を片っ端から読み比べて、条件を見極めて、応募して、面接で配慮を交渉して……という一連の作業は、特性的にかなり消耗します。情報の取捨選択や段取りが苦手な人ほど、求人探しそのもので疲れ切ってしまう。

そういうときは、「在宅希望」を明確に伝えられる障害者専門の転職エージェントに、最初から相談してしまうのが現実的です。非公開の在宅求人を持っていることもあり、自分一人で探すより圧倒的に効率がいい。相談だけなら無料です。

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なぜエージェントが効率的なのか、他のルートと何が違うのか。それも含めて、次の比較で整理します。

在宅の障害者雇用求人を探す4つのルートを比較

在宅・テレワークの障害者雇用求人を探す主な経路は、大きく4つあります。それぞれ向き不向きがあるので、まずは全体像を表で見てください。

探し方

メリット

デメリット

向いている人

①障害者専門の転職エージェント

非公開の在宅求人がある/配慮の交渉を代行/全国の求人を扱う

担当者との相性差がある/自分のペースで進めにくいことも

効率よく探したい・配慮交渉が不安な人

②障害者向け求人サイト

自分のペースで大量に検索できる/応募の自由度が高い

在宅求人の母数が少ない/配慮交渉は全部自分でやる

まず求人の相場感を知りたい人

③ハローワーク(専門援助部門)

無料で対面相談できる/地域密着/訓練・手当の情報も

在宅求人は特に少ない/窓口・担当で当たり外れ

公的支援も併用したい・対面で相談したい人

④就労移行支援を経由する

スキル習得と就職をセットで支援/在宅訓練対応の事業所も

就職まで時間がかかる/原則は通所が前提

スキルや生活リズムから整えたい人

「結局どれが正解なの?」と思いますよね。結論を先に言うと、在宅希望なら①の専門エージェントを軸にしつつ、②③で相場感を確かめる併用がいちばん効率的です。理由を一つずつ説明します。

①障害者専門の転職エージェント(在宅希望なら最効率)

僕がいちばんおすすめしたいのが、障害者専門の転職エージェントです。理由はシンプルで、在宅求人は数が限られるからこそ、「在宅の求人を持っている人」に直接探してもらうのが速いからです。

エージェントには、求人サイトに出ていない非公開求人があります。在宅可の好条件求人は応募が殺到しやすいため、あえて公開せずエージェント経由で紹介する企業も少なくありません。さらに、面接で必要になる「どんな配慮が欲しいか」を企業側に伝える調整も代行してくれます。これは、自分から配慮を切り出すのが苦手な発達障害の人にとって、地味にありがたいポイントです。

エージェントを使うときの最大のコツは、初回の面談で「完全在宅(フルリモート)を希望している」とはっきり伝えること。ここを曖昧にすると、出社前提の求人ばかり紹介されて時間を無駄にします。「週何日まで出社可能か」「通院や体調の波があるか」も最初に共有しておくと、紹介の精度が上がります。

中でも、運営会社のパーソルダイバースが自ら完全在宅採用を拡大しているdodaチャレンジは、在宅という働き方への理解が深く、求人数も業界最大級。全国対応なので、地方在住で「近くに求人がない」という人でもエリアの壁を感じにくいのが強みです。dodaチャレンジの実際の評判はdodaチャレンジの評判は本当?で当事者目線で掘り下げています。

②障害者向け求人サイト(相場感をつかむのに便利)

LITALICO仕事ナビ(障害者専門)や、Indeedのような総合求人サイトの障害者雇用カテゴリは、自分のペースで大量の求人を検索できるのが魅力です。「在宅」「テレワーク」「フルリモート」といったキーワードで絞り込めば、どんな職種・条件の在宅求人があるのか、相場感をつかむのに役立ちます。

ただし注意したいのが、サイトに「在宅勤務OK」と書いてあっても、実態が週1〜2日のハイブリッド勤務だったり、研修期間は出社必須だったりすること。求人票の文言だけで判断せず、応募前に勤務形態を必ず確認してください。

求人サイトは「探す」より「知る」ツールだと考えると、うまく使えます。サイトで相場を把握してから、エージェントに「こういう条件の在宅求人を探したい」と具体的に伝えると、話がスムーズに進みます。

③ハローワーク(専門援助部門を活用する)

ハローワークには、障害のある人の就職を専門に支援する「専門援助部門」があります。障害について詳しい職員・相談員が配置されていて、求人紹介から相談まで無料で対応してくれます。

ハローワークインターネットサービスでも、求人区分で「障害のある方のための求人」を選び、フリーワード欄に「在宅」「テレワーク」などを入力すれば検索可能です(ハローワークインターネットサービス)。

正直にお伝えすると、ハローワークは在宅求人の数が特に少ない傾向があります。地域密着の求人が中心なので、フルリモートを大量に紹介してもらうのは期待しすぎないほうがいいでしょう。ただ、職業訓練や各種手当など公的支援の情報も得られるので、エージェントと並行して「相談先の一つ」として持っておく価値はあります。

④就労移行支援を経由する(スキルから整えたい人向け)

「いきなり在宅で働く自信がない」「PCスキルや生活リズムから整えたい」という方には、就労移行支援を経由するルートがあります。就労移行支援とは、障害のある人が一般企業への就職に向けて、スキル習得から就職活動、定着までを支援してくれる福祉サービスです。

近年は在宅訓練に対応した事業所や、ITスキル・データサイエンスに特化した事業所も増えています。スキルを身につけながら在宅就労を目指せるので、未経験から在宅ワークに踏み出したい人には合っています。「まずは生活リズムやスキルから整えたい」という段階の方は、このルートが堅実です。

ここまでで「どこを探すか」は見えてきたはずです。でも、ルートを選んでも在宅求人がなかなか見つからない、という壁にぶつかる人もいます。次は、その壁を越えるための具体的なコツです。

在宅求人が「見つからない・少ない」を乗り越える4つのコツ

「探し方はわかったけど、やっぱり在宅求人が少ない……」

ここまで読んでも、そう感じる方はいると思います。実際、完全在宅の障害者雇用は出社前提の求人より母数が少ないので、これは事実です。だからこそ、見つけるための工夫が効いてきます。

コツ1:最初に「完全在宅希望」を明言する

求人探しで遠回りする人の多くが、希望を曖昧にしたまま動いています。「在宅だと嬉しいけど、出社でも我慢できるかな……」と本音をぼかすと、紹介される求人も曖昧になります。

エージェントやハローワークに相談するときは、「完全在宅(フルリモート)を第一希望にしている」とはっきり伝えてください。譲れない条件として最初に共有することで、相手も的を絞って探してくれます。遠慮は時間のロスにつながります。

コツ2:複数のエージェントを併用する

在宅求人は数が限られるので、1社のエージェントが持っている在宅案件もどうしても限られます。だから、2〜3社に登録して、それぞれの非公開求人を比べるのが定石です。

同じ「在宅希望」でも、エージェントによって紹介される求人はまるで違います。担当者との相性もあるので、複数当たることで「この人なら任せられる」という担当に出会える確率も上がります。手間に感じるかもしれませんが、選択肢を増やすいちばん確実な方法です。各社の特徴は発達障害向け転職エージェント7社比較で整理しています。

コツ3:「エリア不問」という在宅の強みを活かす

これは在宅ならではの大きなメリットなのに、見落とされがちです。完全在宅なら、住んでいる場所に関係なく全国の求人に応募できます。

僕が地方在住でも年収1200万のエンジニア職に就けているのは、まさにフルリモートだからです。地方だと「近くに障害者雇用の求人が少ない」という悩みがつきものですが、在宅ならその制約が消えます。求人を探すとき、勤務地で絞り込むのをやめて「全国・在宅」で探すだけで、選択肢が一気に広がります。フルリモートが発達障害者にとってどれだけ相性がいいかは、発達障害者にとってフルリモートは天国だった件に本音で書いています。

コツ4:求人に必要なスキルを把握しておく

在宅求人で多いのは、データ入力・事務・カスタマーサポート・ITエンジニアといった、PCで完結する職種です。これらには最低限のPCスキル(Excel・Word・ビジネスチャット・Web会議ツールの操作など)が求められます。

自分が応募できる求人の幅を広げたいなら、今のうちにPCスキルを底上げしておくのが効きます。スキルがあるほど、競争率の高い在宅求人でも選ばれやすくなります。在宅で働くための環境づくりやスキルの整え方は、発達障害者の在宅ワーク完全ガイドにまとめています。

ここまでで「探し方」と「見つけるコツ」は揃いました。でも、在宅で働き始めてからが本番です。次は、フルリモートで実際に働き続けるための準備と、見落とされがちな注意点を正直にお話しします。

フルリモートで働き続けるための準備と、正直な注意点

在宅求人を勝ち取っても、そこで終わりではありません。フルリモートには独特の難しさがあって、準備不足だと「在宅のはずなのにしんどい」という事態になりかねません。当事者として、両面を正直に書きます。

在宅で働くために整えておきたい3つのこと

1. 安定したPCと通信環境

意外と軽視されがちですが、これは土台です。Web会議が固まる、回線が落ちる、というのは在宅勤務で信頼を失う典型例。安定したインターネット回線、まともなスペックのPC、Webカメラとマイク、イヤホンは最低限そろえておきたいところです。

2. 自己管理(生活リズムとタスク管理)

在宅は誰も見ていないぶん、自己管理がすべてです。ADHDのある僕にとって、これは正直いちばんの難所でした。始業時間に起きられない、気づいたら別のことをしている、締め切りを忘れる……。タスク管理ツールやタイマーを使って、外側から自分を管理する仕組みを作るのがおすすめです。

3. 報連相(テキストでの非同期コミュニケーション)

在宅では、雑談ベースで察してもらう、ということがほぼ起きません。だからこそ「困っています」「ここまで進みました」を、自分からテキストで発信する力が求められます。これは、対面の空気を読むのが苦手なASDの人にとってはむしろ働きやすい環境になり得ます。書き言葉で正確に伝えられるなら、在宅は強みを活かせる場です。

在宅は「コミュニケーションが減る」のではなく「コミュニケーションの形が変わる」。ここを理解しておくと、入社後のギャップが減ります。

正直な注意点:完全在宅は競争率が高い

最後に、耳の痛い話もしておきます。

完全在宅(フルリモート)の好条件求人は、応募が殺到しやすく、競争率が高いのが実情です。「通勤がつらいから在宅で」と考える人は当然多く、企業からすれば応募者を選べる立場になります。そのため、完全在宅の求人は一定のスキルや経験を求められやすい傾向があります。

これは、あなたの努力が足りないという話ではありません。市場の構造の話です。だからこそ、

  • 最初からエージェントに在宅希望を伝えて非公開求人にアクセスする
  • 週1〜2日出社のハイブリッドも視野に入れて選択肢を広げる
  • PCスキルや実務経験を積み上げて、選ばれる側になる

といった戦略が効いてきます。「完全在宅でなければ絶対イヤ」と入り口を狭めすぎると、かえって決まりにくくなることもあります。まずは在宅比率の高い求人から入り、実績を作って完全在宅に近づけていく、という現実的なルートも覚えておいてください。

なお、障害者雇用で働くなら障害者手帳が前提になる場面が多いです。手帳の取得を迷っている方は障害者手帳のメリット・デメリットも読んでおくと、判断がしやすくなります。

在宅求人探しは「在宅に強いエージェント」に相談するのが近道

ここまで4つの探し方と、見つけるコツ、働くための準備を見てきました。

結論を改めてまとめると、在宅の障害者雇用求人は数が限られるからこそ、非公開の在宅求人を持つ専門エージェントに「在宅希望」を明確に伝えて探すのが、いちばん効率がいいということです。求人サイトやハローワークも併用しつつ、軸はエージェントに置く。これが遠回りしないルートです。

なお、合理的配慮の提供は2024年4月から民間企業にも法的に義務づけられています(政府広報オンライン)。在宅勤務そのものを「配慮」として相談できる時代になってきました。希望を伝えることに、もう遠慮はいりません。


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この記事を書いた人 ADHDと診断されたフロントエンドエンジニアです。地方在住・フルリモートで働き、年収は1200万円。かつては通勤で消耗し切っていた当事者として、在宅という働き方が発達障害のある人の人生をどう変えるかを、実体験をもとに発信しています。

ご注意

この記事は個人の体験に基づくものであり、医療的なアドバイスではありません。 発達障害の診断や治療については、必ず専門医にご相談ください。 また、記載されている情報は執筆時点のものであり、最新の情報と異なる場合があります。

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この記事を書いた人

りく

  • ADHD当事者
  • 転職5回経験
  • 現役エンジニア
  • フルリモート勤務

社会人になってからADHDの診断を受けた当事者。地方在住でフルリモート勤務、年収1200万円のフロントエンドエンジニア。転職5回の経験から、発達障害のある方のキャリア形成に役立つ情報を発信。

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